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  • 執筆者の写真koyama

職場のソーシャルディスタンス

最近は、同じ職場内であっても、アクリル板で仕切られた、もしくは一つ置きの机で仕事している、そんな職場も珍しくなくなってきましたね。もっと離れてテレワークを実施している職場もありますね。そうすると、物理的にはもちろん、心理的にも距離を感じるように思います。


うちの事務所も4月からテレワークを実施し、早5か月。スタッフとは毎朝夕、ミーティングを行っているのですが、ほとんど会うことがなくなっています。以前からお客様のこと、ふと浮かんだこと、時々雑談・・・そんなやり取りを事務所内で頻繁にしてきたので、やはりそれが(私は)寂しい。顧問先でも4月には「若手の中にはどうやら家が近い者同士が集まって仕事しているらしいんです」なんてことを聞いていたので、この環境下、寂しいと思う人が圧倒的だと思っていたのですが、中にはそれが幸いしている人もいらっしゃったようで(もちろん、ご本人からはご了承を得て、書いてます!)。


 GW明けにその方と仕事の話をしていたら「(チーム内に苦手な人がいて)コロナ前はメンタルになる一歩手前だと思っていたんですが、テレワークが始まったら、気持ちよく仕事ができるようになったんです」と。ご本人から「業務効率が非常に上がってます!」とお言葉も飛び出しました。非常事態宣言解除された後から徐々に前の勤務形態に戻っている会社さんもあると聞くこともあり、出社を促されるようになって、また嫌な気分にならければいいが・・・と思ったり。


一方、こんな話も。「髪を切った翌日のWeb会議の時に『髪、切ったね。似合ってるよ』と言ってくれる同僚がいて(前の職場の環境で仕事をしていた時に言われるより)嬉しかったんです」。


二人とも一人暮らし。適度な距離感が仕事効率を上げたり、いつも以上に喜びを感じたり、場合によっては辛くなったり悲喜こもごも。今どき、同僚との会話でも「髪、切ったね。失恋でもしたの?」などというプライベートに踏み込んだ声かけはハラスメントの観点からも躊躇される世の中になってきましたね。ただ、声をかけて欲しい人からの「髪、切ったね」の承認を欲しない人はいないはず。


離れていようがいまいが、コロナ禍だからこそ職場のコミュニケーションが皆にとって励まし、そして気持ちよいものでありますよう。そのような職場が一つでも多く作られていくことを切に願う。

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