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  • 執筆者の写真koyama

若者の動きを援助できる大人でありたい!

最近思うこと・・・対面原則の旧来型の価値観も変わり、テレワークが働き方の標準になる可能性もあり、新しい時代を、新しい価値観で働く、新しい世代に有利な(活躍できる)時代がやってくるのだろうと思います。


未来を予想することはできませんが、混沌としている時代に大事にしたいと思う概念が二つあります。


ひとつは「スペキュラティブデザイン」(スペキュラティブとは日本語で「思索」という意味)。スペキュラティブデザインは「未来はこうもありえるのではないか」という憶測を提示し、問いを創造するデザインの方法論(ウィキペディアより)。問題解決型のように「未来はこうあるべきだ」と提唱するのではなく、この先の見えない時代、世の中の価値や信念、態度を疑って、「もしもこんな未来が訪れたら?」という問いをしてみることに価値があるように思います。


もうひとつは「ポジティブ・ケイパビリティ」(ケイパビリティとは日本語でいう「組織的な能力」という意味)。こちらは「問題に対する方策や手立てを素早く見つけて解決への道筋をつける」こと。学校や職場において、とりわけその能力が推奨されていることはご存知の通りです。しかし、こればかりだと他者に対する<不寛容さ>が助長されてしまう部分もあります。SNSで著名人などの些細な言動を痛烈に批判することは、これが行き過ぎた結果でしょう。今、私たちに必要なのはその反対の言葉、即ち“ネガティブ・ケイパビリティ”「容易に答えの出ない状況を回避せず、それに耐えて共感を培う能力」ではないでしょうか。この“決めつけない力”が成熟した暁には、<寛容さ>と<謙虚さ>に満ちた人がたくさんな社会になっているはずです。


若者たちの「こうしたいです!」「これがいいと思います!」を援助できる大人でありたい、強く思います。

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