毎週(水)に東京都の創業相談にのっているんですが、よくこういう相談をいただきます。「最初から税理士さんにお願いしたほうがいいですかね?」
私が税理士ではなく、ただ士業なので一定の安心感をもって聞いていらっしゃるのだと思います。その時にはこんな話をするのが定番です。
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これからは何をやるか、やってもらうか、
内製化するか、外注するかを代表者がすべてご自分で決める必要があります。
自分でやるか、人にお願いするか。
最初から税理士さんにお願いする人も、しない人もいらっしゃいます。
人からいろんな意見をもらうことは必要ですが、自分の軸を決めたほうがいいと思います。
●お願いする人
自分の事業のことに集中したい、もしくは得意でないことは他の人にやってもらいたい、という方。
時間の負担は軽減されますが、費用がかかります。
●お願いしない人
まずは世の中の仕組みを自分で勉強したい、
もしくは今後発注する際に適正価格か判断したいので、自分でやってみるという方。
少々時間はかかることになります。
ちなみに私は人にお願いする派です。
自分の事業に集中したかったし、何人か税理士を見ていて、
“信頼のおける”税理士を当初から見つけていたのもあり、その方にお願いしました。
私は、
・自社の得意な業務として内製化してためなくてはいけないことと、
・外部の方に教えを請い、適正な状態に一刻も早くしたいこと
と分けてきたように思います。
Time is money!
いろいろ迷っている間に時間は過ぎていくし、
素人が手を出したら、結局泥を塗った状態で
綺麗にしてもらうために誰かにお願いすることになるかもしれない。
真っ白い状態でお渡ししたほうがいいという判断をしてきました。
ここで“信頼のおける”というのがポイントです。
自分がやってほしいこと、お願いしたいことを伝え、
相手は何ができるかを確認して、その対価を払う必要がありますね。
(ここで「税理士さんが何をやってくれるのか?」「何をお願いするべきなのか」が分かりません、とおっしゃる方が多いので、私の方からこんなこと(あんなこと)があります、お伝えします)
できれば長いお付き合いをした方がいいと思います。
スイッチングコストは時と場合によりますが、かなりな部分は無駄なコスト。
なので、自分が好きな(好きになれそうな)人か、こちらの立場になってくれそうか、
責任をもってやってもらえそうかは、判断基準として非常に大事です。
安いにしたことはありませんが・・・
高いものはいいものと限りませんが、いいものは高いことが多いです。
報酬額が他と比べて安いのはどこかにからくり(企業努力も含む)があります。
優秀な人は報酬も高いものですよね。
他と比べて安いということは・・・(推して知るべし)
相みつを取ることも必要だと思います。
ただ、実際に業務をやっていただくようになると、
追加料金が+されるような(当初安い)見積もりを出してくる組織もあります。
そして、創業して2、3年目の方からはまたこのようなことをよく聞きます。
「(提示金額も安かったですし)ベンチャー支援を銘打っている税理士に
なんでもやってもらえると思ってお願いしたら
何にもやってくれない、もしくはこちらが『やってほしい』と言わないとやらない。
なので、税理士を変えようと思っています」
その時にはこうお話をします。
当初からやってほしいこと、何をやってもらえるか確認しましたか?
(そうすると大抵「確認していません。いろいろやってくれると思っていた」とおっしゃいます)
2年経験されたら、税理士に何をお願いしたいかが
分かっていらっしゃったのではないかと思います。
改めて何をしてほしいか、してくれるのか、
それに他の税理士と比べてどんな優位性を感じながら運営をしているか、
確認してみてはいかがですか?
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弊社は人の教育育成のお手伝いもさせていただいていますが、
昨今、労務は、ある意味、理念浸透や教育育成の前にここに取り組んでおかなければ!と思うようになりました。
弊所は、
・経営者が安心して経営ができるように
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前に向かっていこうとする姿勢に100%(101%)でお応えしたいと思っています。
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