新型コロナウイルス感染症に関連して、行政から様々な支援策が打ち出されました。そして毎日のように内容が更新されている状態です。私たち、社会保険労務士ですら情報をキャッチアップしていくことが大変!経営者の方々も頭を抱えていらっしゃるかもしれません。
厚生労働省から発表されている雇用者に関する支援である「助成金」は一定の条件を満たすことで必ず支給されるもので、返済の必要がないお金です。条件を満たしていれば、組み合わせによっては複数の助成金を利用することが可能です。
各地域にあるハローワークや助成金センターに問い合わせれば内容確認ができるのですが、現在は電話が非常に繋がりにくい状態です。
現状、この「ガイドブック(簡易版)」が雇用調整助成金のことを最もシンプルに書かれていると思います。
FAQは疑問に思われることをかなり補ってくれると思います。
前回のコラムでも書きましたが、ぜひ専門家である社会保険労務士にご相談ください。
経済産業省などから発表されている支援である「補助金」の場合は、内容によって中小企業診断士、行政書士やベンダー企業が代理申請できますが、厚生労働省の助成金の申請代行ができるのは国家資格である社会保険労務士です。
新型コロナウイルス感染症に関連して「雇用調整助成金」の特例措置が実施されており、企業・個人事業主が支払う休業手当額の一定割合を政府が肩代わりする制度があります。直接従業員に支払われるわけではなく、企業・個人事業主からの申請に基づいて支給されるもので、従業員への休業補償の原資になります。先日、申請後1ヶ月を目安に支払いを予定しているとの発表も政府からありました。
申請の期限は現段階では6月30日となっていますが、資料を作成する必要があったり、早めに申請することで助成金が早く受け取れたりということもありますので、「助成金ってなに?」「うちは助成金がもらえるの?」「申請は大変?」などなど、お気軽にご相談いただければと思います。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて私たちの事務所でもテレワークを導入し、普段と勝手が違って不便なこともありますが、今こそ私たちがお力になれることがあるのではないかと、日々お客様にお声がけしたり、お問い合わせにお答えしたりと、引き続き事業運営を安心して行っていただくために奮闘しております。
引き続き「こんなことがあったよね」と笑って話ができる日を思いながら・・・目の前の自分の出来ることを一所懸命やるのみです。
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